紹介
生活雑貨ブランド「ラッキー」を覚えていますか?今ではグローバル企業となったLGグループの母体、楽喜(ラクヒ)化学工業社が製作し、植民地支配から解放された後に韓国人の生活と健康を支えた思い出のブランドです。驚くべきことは、ラッキーがLGの母体だということだけではありません。長い間人々に愛されたブランド「ラッキー」が、釜山のある家庭の庭で生まれたということです。釜山は激動の韓国の近現代史と深くかかわっていますが、このように小さな歴史とも繋がっていることを知ると、とても興味がそそられます。
釜山近現代歴史館は、このような釜山の近現代史を詳しく知り、体験できる空間です。本館は今年の初めに、釜山市指定文化財の旧韓国銀行・釜山本部がリニューアルオープンされたものです。昨年、一足先に開館した別館は、日本の植民地時代に日本による収奪の象徴だった東洋拓殖株式会社であり、その後は米国文化院として使われた建物が活用されています。歴史を今に伝える二つの建物を見るだけでも、釜山近現代歴史館を訪れる価値は十分にあります。
金庫美術館
特に本館は、韓国銀行の施設をそのまま活かしている点が特徴的です。とくに、現金保管用金庫のあった地下空間が「金庫美術館」として生まれ変わっています。核攻撃にも耐えられるように設計された厚い鉄の扉と鉄格子の間からアート作品を鑑賞するのは、釜山近現代歴史館でしかできない特別な体験です。何よりも、刻々と変化する洗練された照明が、光の入ってこない地下空間を秘密めいた雰囲気に演出していて、人々を魅了します。長い間一般の人が立ち入ることができなかった4つの金庫のある場所では、彫刻や絵画、インスタレーション、写真、映像など8つのアーティストチームが釜山の旧都心に新たなスポットライトを当てた「旧都心、回想の色彩」展が開かれています。
金庫美術館
• 住所:釜山広域市中区テチョンロ112釜山近現代歴史館本館B1階
• 営業曜日及び時間:毎週火曜日~日曜日9:00~18:00
• 定休日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌日)
• 利用料金:無料
• お問い合わせ:+82-51-607-8000
CASA BUSANO
本来韓国銀行の窓口だった1階は、その構造をそのまま活かしたカフェになっています。イタリアの雰囲気がたっぷり味わえるエスプレッソカフェ「CASA BUSANO」です。配管をそのまま残した天井、エキゾチックな雰囲気のインテリア、そしてヒップな音楽が訪れる人を惹きつけます。空間が持つ歴史性とストーリーを活かした点も引き立つ魅惑の場所です。シグネチャーメニューの「韓国銀行オリジナルラテ」や「韓国銀行オリジナルパドヴァ 」、「韓国銀行オリジナルアフォガート」、金塊をモチーフにしたデザート「ゴールドバーケーキ」などがとくにおすすめです。
カフェの左側にある金庫のスペースをデザートバーにしたのも個性的です。全体的に黄色く塗られた空間には、金の延べ棒の形をしたケーキが所狭しと並び、訪れる人を目でも舌でも楽しませてくれます。開店時間は午前9時から夜9時までで、定休日は毎月第2・第4日曜日、駐車場はありませんが、すぐ隣にある龍頭山公営駐車場が利用できます。
CASA BUSANO
• 住所:釜山広域市中区テチョンロ112 1층
• 営業曜日及び時間:毎日9:00~21:00
• 定休日:毎月第2、第3、第4月曜日
• ホームページ:https://www.instagram.com/casabusano/
• お問い合わせ:+82-507-1339-6349
開かれた文化空間
CASA BUSANOの右側にあるもう一つの金庫スペースは、「韓国銀行アーカイブ室」となっています。韓国銀行釜山支店の歴史と韓国銀行の貨幣発行の歴史などを様々な資料をもって紹介しています。1900年代初めに朝鮮銀行が発行した貨幣や日本でつくられた最初の韓国銀行券なども見ることができます。
1階のインフォメーションセンターの後ろには、お土産ショップがあります。ステッカーやポストカード、ステーショナリーのようなちょっとしたお土産から、釜山をテーマにしたコーヒーやお酒、釜山の特産品である機張ワカメなど、釜山旅行の記念になる様々な品物を購入することができます。釜山近現代歴史館のキャラクターで作られたキーホルダーやマグカップも人気の商品です。
その他にも1階には少し休憩したり、釜山旅行に関する情報が得られる「市民向け利便施設」、おむつ交換室、授乳室、ロッカーなど様々な利便施設もあります。インフォメーションセンター前の床から色違いの線で各場所の位置が分かりやすく案内されていますので、線に従って進んでみると良いでしょう。
開かれた文化空間
• 住所:釜山広域市中区テチョンロ112 釜山近現代歴史館本館1階
• 営業曜日及び時間:毎週火曜日~日曜日9:00~18:00
• 定休日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌日)
• 利用料金:無料
• お問い合わせ:+82-51-607-8000
企画展示室&常設展示室
2階は企画展示室、3階と4階は常設展示室で構成されています。特に常設展示室は、最初の開港の地である釜山の歴史性と海洋首都・釜山のアイデンティティを示すコンテンツを展示しています。3階に位置する第1常設展示室は「近代都市・釜山」をテーマに、開港後に変貌を遂げた釜山を、時間と場所、事件によって様々な視点でスポットを当てています。路面電車が走る釜山の様子、当時の生活像がうかがえる物、釜山港の変遷史、釜山の独立運動などの展示を見ていると、開港都市・釜山の近代史がまるで映画を見ているように鮮明に浮かび上がってきます。
4階にある第2常設展示室は「現代都市・釜山」をテーマに、植民地支配から解放された後から現在に至るまでの釜山の様子が展示されています。韓国戦争の時に一時的に首都となった釜山、マドロスという言葉で象徴される工業化時代の釜山、4・19革命と釜馬民主抗争など民主化運動の聖地・釜山など、親世代が経験してきた釜山のダイナミックな現代史を肌で感じることができます。
企画展示室&常設展示室
• 住所:釜山広域市中区テチョンロ112 釜山近現代歴史館本館2階、3階、4階
• 営業曜日及び時間:毎週火曜日~日曜日9:00~18:00
• 定休日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌日)
• 利用料金:無料
• お問い合わせ:+82-51-607-8000
子ども体験室
龍頭山公営駐車場から近い本館の東側のM2階は、子ども向け体験室「トゥルラクナルラク」です。5歳から8歳の子どもたちの成長段階に合わせて読書や体験、英語学習など遊びながら学べるコンテンツを運営しています。特に、船を直接操縦してみる「夢見る釜山港」、昔の服を着てみる「エピの家」、亀浦素麺とクッパを作ってみる「市場遊び」など、釜山の近現代史をテーマにした体験空間は、子どもだけでなく保護者にも異色の体験を提供しています。プログラムは午前9時30分から午後6時まで1回につき50分ずつ、1日7回運営されており、休館日は月曜日です。釜山広域市統合予約サイトから事前に予約する必要があります。
子ども体験室
• 住所:釜山広域市中区テチョンロ112 釜山近現代歴史館本館M2階
• 営業曜日及び時間:毎週火曜日~日曜日9:30~18:00
• 定休日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌日)
• 利用料金:無料
• 体験の時間割:9:30~10:20/10:30~11:20/11:30~12:20/14:00~14:50/15:00~15:50/16:00~16:50/17:00~17:50
• 体験人数:1回あたり最大30人(お子様と保護者様を含む)
*お子様だけでのご入場はできません。(保護者様の同伴必須)
• ご予約の際の注意事項:
お一人様1日1回のみ体験可
当日オンラインでの予約不可(体験当日から2日前までに予約の必要あり)
オンライン予約の残り枠に限り受付可能(予約の状況により、現場では受け付けられないことがあります。)
• 事前予約:https://reserve.busan.go.kr/exprn/view?resveGroupSn=43&progrmSn=2347
• お問い合わせ:+82-51-607-8000